患者さんへ/医療関係者へ

当センターは、365日 24時間体制の3次救命救急センターです。
院内の他科と連携を密にして、プライマリケアから3次までの救急患者に対応できるシステムをとっています。
CCMC(ICU)24床、CCU6床の30床で構成されています。
大阪府南部を中心に和歌山県、奈良県からも患者を受け入れています。
大阪府南河内地域メディカルコントロール体制の基幹センターです。
年間700人の3次重症救急患者を治療しています。外傷患者の割合は35%。
院外心肺停止患者は年140例受け入れています。
ドクターヘリ対応の災害拠点病院です。
ドクターカー(トヨタ・ハイメディック)を所有し、救命率の向上を図っています。

当センターのERは大学病院としては珍しく、プライマリケアにも重点をおき、高い地域貢献と同時に、質の高い卒後臨床研修を可能としています。ERにおける受け入れ患者数、救急車搬入台数は全国の大学病院の中でトップクラスです。

OUR PATIENTS

診療実績

救急実績

ERの受診者数

10,000人/年

救急車受け入れ台数

7,000台/年

当院の初期研修医は北欧型のER、つまり、あらゆる重症度の救急診療にたずさわり研磨することができます。
院内の他科と連携して、プライマリケアの救急患者に対応できるシステムをとっています。

2023年 2024年1月 2024年2月 2024年3月
救急車搬送 6,718 705 507 631
ウォークイン 3,700 364 260 258
入院患者数 4,350 459 355 402
入院率 42% 43% 46% 45%
全新入院患者に占める割合 18% 21% 18% 19%
救急車搬送の入院数 3,286 350 273 327
救急車搬送の入院率 49% 50% 54% 52%
受入延患者数 10,418 1,069 767 889

手術実績

当センターの救命救急科医師は、3次救急疾患を全般的に治療対象としますが、特に緊急手術の対応を担う、Acute Care Surgeryのスペシャルチームです。

重症救急患者の
受け入れ

700例/年

重症頭部外傷を含む多発外傷

病院外心停止(Out-Of-Hospital Cardiac Arrest: OHCA)

緊急手術を要する急性腹症や特殊感染症

熱傷、敗血症、中毒

その他

2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年 合計
頭頸部手術(気管切開・減圧開頭・穿頭術を除く) 8 26 17 29 16 15 8 10 129
減圧開頭・穿頭術 31 29 36 29 42 66 30 27 290
気管切開術 13 27 16 35 13 25 15 19 163
脊椎脊髄の手術 4 3 - - 5 3 - - 15
胸部の手術(開胸心臓マッサージを除く) 3 3 5 1 3 2 3 4 24
開胸心臓マッサージ 1 1 3 1 2 4 1 2 15
経皮的心肺補助 25 31 7 25 45 38 4 16 191
腹部の手術(外傷手術を除く) 53 72 81 111 97 113 82 44 653
腹部の外傷手術 4 3 2 - 2 - - 2 13
四肢・骨盤の手術 30 47 50 39 50 53 27 41 337
熱傷の手術 8 17 16 69 14 58 62 39 283
熱傷以外の皮膚・軟部組織の手術 71 112 130 110 146 133 86 77 865
その他の手術(止血・塞栓や経皮的な処置) 18 32 29 49 35 14 24 8 209

※2023年は1~9月分

治療内容

3次救急疾患全般(院内の他科と連携を密にして、以下の患者に対応できるシステムをとっています。)

重度外傷、特殊救急疾病、急性心筋梗塞、脳血管障害、急性肝不全、重症急性膵炎、重症消化管出血、急性中毒、広範囲熱傷、四肢指切断、急性大動脈疾患等、重症敗血症など

  • 重度多発外傷に対する集中・集学的治療
  • 腹部実質臓器損傷や骨盤骨折に対するIVRを含めた最先端の医療
  • 中毒に対する血液浄化療法と各種中毒物質のGC-MSとLC-MSを用いた測定
  • 重症膵炎に対する動注療法
  • 重度熱傷ユニットに治療用バスとベッドを所有する
  • 臓器不全に対する血液浄化療法
  • 緊急消化管内視鏡検査と治療
  • 急性冠不全に対する治療(CCU)
  • 脳卒中に対するインターベンションを含めた治療
  • 切断指肢の再接着治療